サークルメンバーパッチワークキルト展のお知らせ☆


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4月3日(日)~5日(火)
全ての仕事を無事に終え、黒羽にとっては、日本でもなかなか取れない休日を…と、友人のいるサンフランシスコへ。
通訳をして頂いた佐々木さんともサンフランシスコでお別れし“2日間では足りな~い”と思いながらも、坂の町サンフランシスコの休日を、黒羽の友人の案内で楽しみました。ケーブルカー、ゴールデンブリッジ、などなど…
そして、桜満開の日本へ無事6日到着。
通訳の佐々木さん大変お世話になり、有難うございました。
文:伊藤和子
写真:松岡一美
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以上、
伊藤和子さん(黒羽キルトサークル東京教室所属)による紀行文でした。
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4月2日(土)
今日は、最後の仕事、デモンストレーション。
キルトハウスで、キルトをしているグループ(毎週キルトハウスを開放し、いろんなグループのキルターが、思い思いの作品を作っている。)ご近所の方や、勿論キルトハウスのスタッフ、学生など、総勢60数人の人達が真剣に黒羽の手元を見ながら、手付きに関心したり、質問したりで、フープを使わないやり方の実演に感嘆しながらとても熱心に聞いて下さいました。通訳の佐々木さんを介していなければ、いつもの日本でもデモと同じ様でした。驚いたのは祖母の手解きを受けて7歳から60年、ずーっとキルトを続けていると男性が、“黒羽さんに出会えて自分のキルトの青の世界が広がった”と、それは、それは感動され、握手を求めていらっしゃいました。そして家が近いので、自分のキルトを見て欲しいと、再度いらっしゃり、最後にご自分の作ったキルトをプレゼントして下さいました。
私達は、その様子に感動し、改めて世界の黒羽志寿子と言う事を実感しました。
11時から12時30分の予定時間は、大幅に過ぎながらも、黒羽のデザインの仕方など、とても熱心な質問はつきず、私達も離れがたかったのですが…最後にキルトハウスの前で記念撮影!!楽しく意義多き充実の日々ともお別れです。
この日の昼食は、レスリーさん、マリンさんと共にネブラスカのラーメン屋さんへ、私の食べたジャージャー麺がなんと“うどんのめん”にはビックリ!!
ここで、自宅まで6時間かかる、マリンさんとお別れしホテルへ向いました。
レスリーさん、マリンさん、キャロリンさん、ジョナサンさん、そしてキルトハウスの皆さま、本当に有難うございました。(ちなみに、ネブラスカは、北アメリカ中西部の草原地帯です。)
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4月1日(金)
今日は、サイン会と講演の日。
午後からなので、朝はゆっくりと過ごし(昨夜の夜更かしが…)昼食にマリンさん、キャロリンさん(キュレーターの方)とアメリカらしいレストランへ、全てが大きく食事の量もBig!
アボガドとサーモンのサラダとクラムチャウダーの注文、サラダは食べても食べても減らず…ここに来て始めて、買い物する時間が取れ、ウキウキしましたがとても寒く、あられが降り出し、そうそうとホテルへ戻りました。
そして、キルトハスへ、まずはテレサ・ウォンさんの“日本のキルトについて”の講演があり、黒羽とテレサさんのサイン会、数十名の方々に並んで頂き、重たい思いをして持って来た本を喜んで頂き、ほっとしました。そして、黒羽の毛筆の手の動きが、とても美しいと感動して頂き、言葉が違ってもフレンドリーに接することが出来ました。
さて、講演会。会場を埋め尽くす程の方々でびっくり!!なんと200人、マリンさんの“今日、今までずーっと夢見ていた事が、実現出来とても嬉しいです。”という紹介から始まりました。佐々木さんとの綿密な打ち合わせのかいがあり(時々脱線しながらも)今までにないくらい順調に和やかに進みました。
黒羽の着物や“さしこ”、日本の古い夜具に使われていたパッチワークされた布、古布の布帳の本など、珍しい物に驚かれたり、感嘆されたり、そして光栄な事に、黒羽の最初の作品“スーちゃんのキルト”と共に、私達2人のキルトも飾って頂き、とても晴れがましい時間でした。
集まって頂いた方々は、キルトハウスを色々な面で、支えている方々をはじめ、老若男女で、時々笑いも入り皆さんに真剣に聞いて頂きました。
この夜は、ネブラスカの昔の駅舎を利用したレストランの素敵な個室で、マイケル・ジェームス氏、キャロリンさん、マリンさん、そして一緒に講演したテレサ・ウォンさんご夫婦、黒羽、佐々木さんと私達9名で大きなテーブルを囲み和やかに食事会が始まりました。
マイケルさんチョイスのスペイン産ワインの美味なこと、そしてメイン料理は、なんと神戸牛のステーキ!!
話題は、黒羽の作品が使われた映画に(家族はつらいよ)…その内容に皆、なんとなく「あるある」と同調しながら、それが喜劇である事に大笑!!
二度目にマイケルさんチョイスのナパバレーのワインも最高でした。
テレサ・ウォンさんご夫婦&黒羽
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3月31日(木)
今日はレセプションの日。
午後5時30分からなので、午前中一杯は佐々木さんと黒羽の打ち合わせ。黒羽の生い立ちから今日までの長い長い歴史…話は付きませんでした。
昼食後は和服に着替え会場へ。黒羽の着物姿にキルトハウスのスタッフは感嘆。少し時間があったので、男性キュレーターのジョナサンが、彼の作品を黒羽に見て欲しいと広げてくれました。(ちなみに、最後の日彼が作ってくれたスコーンがとれも美味でした)
レセプションの参加者はキルトハウスに資金を提供している方、運営に携わる方、いろいろな仕事のボランティアの方、キルトハウスのキュレーターの方、キルト作家の方、大学の学生など多くの方々です。皆さんいつもより少しだけお洒落をし、とても華やかな会場でした。マイケル・ジェームス氏との再会は、黒羽にとって喜ばしくマイケル氏も自分の展示会のすぐ後に、黒羽の展示が行われた事を、とても喜んでいらっしゃいました。
さて、キルトハウスディレクターのレスリーさんの開催の挨拶の後、学部長のカストー・ニックさんのご挨拶。黒羽の本からの引用で、藍の色の朽ちる事のない揺るぎない美しさに魅せられた方で、1975年に、アメリカでキルトに出会い感動し、独学で学び吸収し、帰国後、日本中の女性に広めたいと、教え始めそれが、今こんなに世界中の人が見て、感動するようなキルト作家になられた方です。その方の作品を、今あなた方はここで見られる事が出来ます。と言う様な紹介でした。
そして、ここのボランティアの方々に対する感謝の言葉がありました。ちなみにボランティアの方々は90歳から若い人達まで、多くの方々がキルトハウスを支えているそうです。
いよいよ黒羽の挨拶、アメリカでキルトに出会った時の事から、現在まで、どの様に作品作りをしてきたか、など、など、会場を埋めた人達は、じっと前を見つめ黒羽の話を真剣に聞いていました。
夜は、レスリーさんの計らいで‘お弁当’を用意して頂き、ホテルへ戻ってから、黒羽の部屋で佐々木さんと私達と4人で祝杯をあげました。
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3月30日(水)
今日は、インターナショナルキルトハウススタディーセンター(IOSC)通称キルトハウスへ
黒羽の作品展示とキルトハウス内の見学です。
キルトハウスは、州立ネブラスカ大学の中にあるミュージアムでロバートジェームス氏はじめ多くの方々の寄付とボランティアの人達で運営され、世界中のキルト、古い物、新しい物など、ジャンル、年代、性別に捕らわれず集められ、展示されています。その所蔵の中に、マイケル・ジェームス氏や黒羽の作品があります。(冬の日本海と藍の詩2点)
ネブラスカ大学は、アメリカでもいち早く女性の研究者の為に力を入れ、グラフィックデザインやパッチワークなどの学科で学ぶ多くの学生がいる大学です。
キルトハウスへ行って、びっくり。モダンで清潔で明るく広い空間の所でした。今回はこんな素敵な場所での企画展として黒羽の作品が展示られているのです。(Blue Echoes)作品を見る前に昼食が用意されていてケイタリングで数種類のサラダやパスタ。とても美味しく頂きました。
さていよいよ展示されている会場へ。天井が高く、広い会場での展示作品はどれも生き生きと輝き、より一層の素晴らしさでした。見学にいらした人達にたずねると、どの方も「アメージング」「ファンタスティック」と絶賛で、作品の奥深さを心行くまで堪能している様子でした。
黒羽の隣の部屋は、黒羽とのコントラストを狙って、現代のアフリカンアメリカンの作品が展示してありました。
アラバマ州の人の作品で、祖母や母に習って、生活の中で使う為のキルト作りをしていたのが、だんだん楽しくなり自分の楽しみの為に作るようになり、デザイン・テクニックを本格的に学んではいないのに、独自の世界観のある、とてもカラフルで楽しい作品でした。
その次の部屋は、とても斬新で少し恐いおぞましい布を使っている作品ですが、若い男性作家だそうです。
その次の部屋は、まだ世の中に同性愛が認められなっかた時代の彼らの心の葛藤と苦しみを表した作品があり、彼らの悲しみが強く感じられました。
多種多様な作品が、広い空間にゆったりと展示されていて気分も、ゆったりと見ることが出来ました。
そしていよいよ地下室の部屋へ
世界中から集められたキルトが新館と合わせて一万枚ほど大切に保管されている部屋です。一枚一枚が大きなトレーに広げられていたり、箱に入ったり空調の整った部屋で静かに出番を待って眠っている感じです。
黒羽の懐かしい作品「冬の日本海」とも対面しました。
(藍の詩は、今回展示されています)あれから、何年が過ぎたのか?黒羽は(もちろん私達も)年齢を重ねましたが作品は変わらず、当時のまま、大切に大切に保管されていました。その後、他の珍しい作品も見せて頂き、とても貴重な体験に感謝の日でした。
夜は、ネブラスカで一番高いビルの、20階のレストランでの食事。ネブラスカ全体が見渡されました。
☆冬の日本海⇊
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